小顔セルフケア
30代・40代のあなたに、「30秒で小顔に変身できる裏技」をご紹介いたします。

「広けい筋」を刺激せよ!30秒で簡単に小顔美人になる裏技
夕方に仕事から解放されて、「さあ、これから遊びにいくぞ!」と鏡を見ると、顔全体が垂れて疲れた顔になっていて、華やいだ気持ちもどこへやら、ガックリきてしまう。そんな30代・40代のあなたに、「30秒で小顔に変身できる裏技」をご紹介いたします。
顔を下にひっぱっているのは「広頸筋」
広頸筋という筋肉が疲れて縮んでくると、顔全体は下にひっぱられます。この筋肉は、胸から顔にかけて薄く貼りつくようにくっついている筋肉で、作用としては胸の表面と顔の表面を近づけることにあります。美容熱心な方なら、バストアップのための筋肉だと聞いたことがあるかもしれません。しかし実際には、体幹(胸のほう)に顔を近づける作用が強く、そこに重力も加わりますから、胸が持ち上がるというよりは顔を下に引っ張ってしまうのです。
鎖骨を磨いて「広頸筋」を緩めよう!
広頸筋は、鎖骨を乗り越えて顔につながっています。そのため、鎖骨を横に磨くように刺激すると、筋肉の線維に垂直に刺激が加わり筋肉が緩みます。骨に皮を擦り付けるような要領です。これで筋肉が緩むと顔と胸の距離が離れるので、下に引っ張られていた顔が本来の位置に戻ってくるというわけです! 両方の頬を触ってみて現状を確認しておいてから、片方の鎖骨を磨いてみてください。ちょっと移動させながら15秒くらい。欲張りな方は片方20秒くらいやっても大丈夫。あんまり長くやっても効果ありませんので片方最長20秒ほど。そしてまた両方の頬を触ってみてください。磨いたほうの頬が驚くほど小さくなっていることがわかると思います。
バストは下がらないのでご安心を
「小顔になってもバストが下がるのは困る!」と思われるかもしれませんが、大丈夫です。バストを支えているのは、クーパー靭帯と呼ばれている組織で、広頸筋の力はとても補助的なものです。デコルテ付近に手を当てて、イグアナのモノマネを気合いたっぷりに実践してみると体感できます。ぎゅーっと力を入れてゆくとまずは下唇が下がってきて、次に頸の表面がスジ張ってきて、最後にちょっとだけバストが持ち上がるのがわかると思います。つまり、通常さほどバストへは影響しない部分ですから、気にすることはありません。
鏡を見て「顔がなんとなく垂れているな」と感じたら、30秒の刺激で、引き締まった小顔を取り戻しましょう。ぜひお試しください。
小顔になれない原因は「噛みしめ」にあった 小顔効果を永続させる方法とは?
「大きな顔」は噛みしめが原因
そもそも顔が大きくなる一番の原因は、奥歯の噛みしめにあります。噛みしめることで頬の奥の方にある筋肉「外側翼突筋(がいそくよくとつきん)」が凝り固まってしまいアゴが前に出てきてしまうのです。その結果、えらが張り、顔が大きく見えるという仕組み。つまり、小顔になるためにもっとも重要なことは、奥歯の噛みしめをやめることなのです。
「噛みしめが日常的になると、交感神経が優位な状態が続き、常にカラダに力が入った状態になります。その結果、顔が大きくなるだけでなく、首や肩などの凝りにも繋がってしまう。ですから、まずは交感神経を緩め、副交感神経を優位にしてあげることが大切。その効果が高い施術は、整体、頭皮マッサージ、鍼などです。副交感神経を優位にしてから、筋肉や骨にアプローチすることで、効果はぐんと上がります」
噛みしめによって顔が大きくなる一連の流れは以下の通り。
〈神経〉を張り続ける(噛みしめ)→〈筋肉〉が硬くなる(外側翼突筋が凝り固まる)→〈骨〉が正常ではない位置で固定され顔が歪む(アゴの骨がズレてえらが張る)→〈リンパ〉の流れが悪くなる(むくむ)。
つまり、噛みしめが原因だった場合、結果として起こる骨のズレやリンパの滞りだけを施術しても、根本的な改善にはならないのです。
顔だけを施術しても、効果は持続しない
最後に、継続的効果が期待できる施術はあるのでしょうか? 答えは「No」。効果的な整体でさえ、その効果は短期的なもの。継続的に通い続ければ効果も持続しますが、やめてしまえば元に戻ってしまいます。
「骨を削るなど外科的な処置をすれば別ですが、残念ながら顔だけをいじっても根本的な改善にはなりません。出発点が噛みしめだったとしても、その結果カラダ全体の歪みに繋がっていればそちらの調整も必要になってくる。逆にカラダの歪みから顔の歪みに発展する可能性もあります」
